最新版のトゥームレイダーをやった。
ゲーム自体がある種理想のRPGだったので少し書こうと思う。
あくまで個人の感想なので、あしからず。
トゥームレイダーといえば美しきララ・クロフトが古代遺跡に関係する場所で危難に出会い、もしくは危難に飛び込んで目的を達成するアクションゲームだ。
スキルを取ったり、成長させたりと、本来のRPG的な要素もあるが、そこを捕まえてRPG的だと思った訳では無い。
さて、今回のララはとある島に遭難し生き残るため、島に残る卑弥呼信仰を探索しながらも、敵対する組織と戦うことになる。
プレーヤーが行うのは移動すること、ジャンプする事、武器を決め狙いを定め撃つこと、自分を鍛える事と、時折のQTE、成長。
これだけ聞くとアクションゲームそのもので、RPGとは全然違うと思うかもしれない。
だが今後冒険家として有名になるララというキャラクターをロールしている気分になるのは以下の細かい部分がいかにも、らしいからだと思う。
アナログスティックを倒すだけで道のでっぱりに引っかかったりすることなく、かつ、特別な操作をする必要なく、細い一本道では慎重に、暗い道なら近い壁に手を伸ばして恐る恐るすすむし、崖っぷちでは背中を擦る様に歩く。
ララクラフトという冒険家としてなら当然こうするだろうな、という動きをスティックを倒すだけでちゃんと見せてくれるのだ。
そして敵の気配を感じたら自然と身を隠す様に背をかがめ、壁に近づけば普通に壁に隠れてくれる。
手りゅう弾などの危険が迫れば、それがある方向を察知してプレーヤーに教えてくれる。
ボタンを一つ押せば、アイテムや敵を見落とさないように際立って見える。
白いペンキが着いた部分は登れる場所だし、すすむべき道だったりする。
それらのルールは全てご都合主義にも見えるが、世界でも有名な冒険家になるララが警戒もなく敵のさなかに突っ込んで棒立ちになったり、変に道に迷ったり、エイムしても手の震えが出て弾があたらなかったりするシステムなら、必要以上にララになり切る必要性がでてきてゲームとしての楽しさを超えてしまうだろう。
アクションの中で、自動的にララクラフトらしさを演じてくれている画面情報と、ララクラフトらしさを演じてもらう為のシステムがゲームとしてかみ合っていてRPG的に思えたし、それはスカイリム等が目指すRPGとは違う、どちらかというとJRPGの理想なのかもしれないなぁと思えた。
…もっともそこについている話が問題だった。
何やっても間に合わない、何しても報われないばっかりで、うんざりして終盤近くでやめてしまったが。
2013年05月15日
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