2012年06月30日

アナログゲーム

ウォーゲーム日本史14の「いけ!信長家臣団」をさわりだけやってみた。
まあ…名前だけ見ると期待出来るタイトルには思えない。
だがやってみると、ディプロマシーやフンタもかくやのゲームだ。
もちろん不満が無い訳じゃない、特にコンポーネントやボードに関してはもう少し何とかなったはず。
勝利点を現すトラックが一般的なボードゲームとは逆回りだったりする意味が分からなかったり、秀吉の家臣はそもそもボードにのりきれない。
自分の交渉で変化するものが勝利点のみなのでちょっと寂しかったり、カードの点数を覚えておかないと先を見据えての交渉がしづらかったりもする。だが、陪臣が増えていくのは楽しいし、交渉も点数のみなので逆にやりやすいし、視認性の高い交渉が出来る。
その当たり単純なのでゲーマーとしては弄りたくなるが、あえてそのあたり簡単にして交渉に集中出来るようにしてるのかなと。(でもまあ、この当たり他人の陪臣を見たいところだが、視認性が悪かったりする何かしらのメモに使えるシートなり用意すると良さそう。というか…最初切る前にコピーすべきだったなぁ)

では単純か?というと、単純ならざる状況になる。
キャラクターによる変化で自動的にパワーバランスが崩れるようになっているためだ。
この辺り史実通りにしているだけあって、秀吉はやたらと陪臣が多いし、取りやすい。光秀は物資が集めやすい等々、らしい色つけになっている。
それ故、そこの隙間に交渉の余地が出てくるし、キャラクターによってはバランスを取るために必死になったり、出世に躍起になったりしなければならない。

陰険なゲームとデザイナー氏は言っているが、確かに。
…ああ、でも最後裏切られても根に持たないプレーヤーが必要だ。
ゲームはゲームよ。
posted by 西矢沙広 at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ボードゲーム
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